こんにちは、こんばんは。せせらぎ夫婦のせせお(夫)です。
毒親育ちという言葉が多くの人に浸透してきた一方で、
その背景にある苦悩や葛藤が正しく理解されていないと感じることもあります。
毒親育ちの人々が親との関係に抱える複雑な感情は、外から見るだけでは簡単に理解できるものではありません。
今回は、毒親育ちとして感じた「誤解しないでほしいこと」を3つにまとめてお伝えします。
☑この記事の内容
- 毒親育ちが誤解しないでほしいこと3選
- 自分の人生を生きるために、サポートを得ることも必要!
この記事は以下のような人におすすめ!
- 自分の親との関係に悩んでいる方
- パートナーや友人が親との関係に悩んでいる方
現在は、妻や心理カウンセラーさんの力を借り、
ありのままの自分を受け入れることができるようになりましたが、
20代前半は本当に悩み、苦しんだことを覚えています。
毒親育ちが誤解しないでほしいこと3選
毒親育ちが誤解しないでほしいこと3選
- 毒親育ちも親に感謝している
- 親は嫌だけど可愛そうに思う
- 特別な親でなくていいから、とにかく話を聞いてほしかった
毒親育ちも親に感謝している
毒親育ちであっても、親に感謝していないわけではありません。
確かに、親に対して感謝の気持ちを持っている部分もあります。
- 食べさせてもらい
- 住む場所を与えてもらったこと
- 教育を受けさせてくれたこと
それらには感謝しています。
しかし、感謝していることが、親との距離を保つという選択を正当化しないわけではありません。
- 親と過ごしている時間があまりに苦しく、
- やられてきたことがつらすぎて、
- 距離を置くことが必要だと感じてきました。
感謝すべきとされる親との関係があまりにも苦痛であることに対し、深い葛藤を抱えてきました。
「親に感謝しなければいけない」と自分に言い聞かせながら、親と過ごす時間が心の負担になる状況。
その間で揺れ動く気持ちは簡単に説明できるものではありません。
親は嫌だけど可愛そうに思う
毒親育ちの人々は、親に対して嫌悪感を抱くことがある一方で、親を可哀そうだと思うことも多々あります。
私は親を「毒親」として捉えていますが、それでも親自身もまた、
苦労してきた人生を歩んできたことを知っています。
親の親、つまり私たちの祖父母もまた、毒親だったり、
環境に恵まれなかったりした場合、親も被害者であり、可哀そうだと感じることがあります。
子ども時代を振り返ると、親の幸せそうな顔を見た記憶が少なく、
いつも愚痴や文句、怒りや落ち込みの姿ばかりが印象に残っています。
そんな親を見て育つことで、「親はかわいそうな人だ」というイメージが自然とついてしまいました。
幼い頃から、親の感情に巻き込まれ、親が不幸そうに見えることを自分の責任のように感じてきました。
しかし、親がどれだけ苦しんできたとしても、それは子どもである私たちの問題ではないということです。
親の不幸や悲しみを感じ、親を可哀そうに思うことがあっても、その思いに引きずられすぎないことが大切です。
親との関係において、私たち自身の感情と親の感情の境界線を引く必要があります。
罪悪感や親への同情心に振り回され、自分の人生に影響を及ぼさないようにすることが、
毒親育ちにとっての大きな課題です。
特別な親でなくていいから、とにかく話を聞いてほしかった
では、親にどうしてほしかったのかというと、特別な親であることではなく、
ただ自分の話を聞いてくれる存在であってほしかったです。
- 親から否定されたり、
- 攻撃されたりするのではなく、
- ただ自分の思いを受け止めてもらいたかったです。
「うんうん、辛かったね」と共感してもらう必要はなく、完璧な対応を求めていたわけではありません。
ただ、最後まで話を聞いてほしかっただけです。
- 親が途中で話を遮ったり
- 自分の話にすり替えたりせずに、
- 子どもの言葉を真剣に聞くこと
私たちは、親に特別なことを求めていたわけではなく、
- メンタルを攻撃したり、
- 心を傷つける言葉を投げかけないでほしい
という基本的な望みを抱いていました。
完璧な親になる必要はなく、ただ普通に話を聞いてくれるだけで良かったのです。
しかし、こうした願いが贅沢だと感じさせられることもあり、結果的に自分を責めてしまうこともあります。
特別な親でなくていい。ただ、一人の人間として尊重されたい、それが抱いてきた素直な気持ちです。
まとめ:自分の人生を生きるために、サポートを得ることも必要!
毒親育ちが誤解しないでほしいこと3選
- 毒親育ちも親に感謝している
- 親は嫌だけど可愛そうに思う
- 特別な親でなくていいから、とにかく話を聞いてほしかった
現在、私は親と距離をおいています。3年以上会話を交わしていませんし、今後も会わないと決めています。
そして、親と距離を置くという選択は、軽々しく考えた結果ではありません。
親と絶縁することや距離を置くことに対して真剣に悩み、葛藤し、自分を責めながらもその決断を下しています。
感謝しているからこそ、親に歩み寄ろうとし、それでも自分自身の限界を感じてきました。
毒親育ちの人々が自分の人生を選び、親との関係にどう向き合うかは、誰かに決められるものではなく、
自分自身で決めて良いことだということを理解してほしいです。
だからこそ、
- 親に感謝が足りない
- まだそんなことで悩んでいるのか
- なんだかんだいって、親は親だから
- 親に優しくしてあげたら
- もういい加減許してあげたら
と言われることは、私たちの苦しみをさらに深くするものです。
親と距離を置くことで、自己理解を深め、自分の価値観や感情を取り戻すことができています。
大人になった今、自分の人生をどう生きるかは自分次第です。同じ過ちを繰り返さないためにも、
自分の育った環境を振り返り、乗り越える努力を続けることが大切だと思っています。
しかし、自分ひとりで乗り越えて行くことはとても厳しいこともあります。
私自身も妻と心理カウンセラーさんの協力があって、20年間で歪んでしまった思考の癖を直し、
ありのままの自分を受け入れるようになれました。
誰かに協力を求めることは苦手かもしれませんが、一歩踏み出して、第三者の力を借りることも方法の一つです。
【エキサイトお悩み相談室】では、実績豊富なカウンセラーにオンラインで相談することができます。
24時間365日対応しているため、落ち着いて相談できるタイミングで利用する事ができますので、
検討してみることをおすすめします。
コメント