毒親育ちの自分が親になれるのか。
自分が受けた傷や辛い経験を振り返ると、
子どもに同じことをしてしまうのではないかと、常に不安がつきまとったことがあります。
特に、自分が育ってきた環境が影響して、「親として失敗してしまうのではないか」
という恐れは、育児を始める前からずっと感じてきました。
しかし、そんな不安を抱えながらも、「その心配をしている時点で、毒親にはならない」という言葉に救われ、
日々自分を見つめ直しながら子どもとの時間を過ごしています。
今回のブログでは、毒親育ちである私が、育児の中で感じた葛藤と、
7ヶ月目を迎えた育児で大切にしていることについて書いてみました。
☑この記事の内容
- 毒親育ちが育児の中で感じた葛藤
- 毒親育ちが育児で大切にしていること7選
- 完璧な親像を求めなくていい!ありのままの自分で
この記事は以下のような人におすすめ!
- 子ども時代の影響を感じている方
- パートナーや友人が悩んでいる方
- 育児に悩んでいる方
毒親育ちの葛藤│親になる不安とは
親になる不安│負の連鎖
毒親育ちの私が、最も強く感じたのは、「自分が親として失敗するのではないか」という不安です。
特に、親にされて嫌だったことを、自分も子どもにしてしまうのではないかという恐れは、
子どもが生まれる前から常に心の中にありました。例えば、
- 機嫌が悪いと、子どもにイライラをぶつけてしまうのではないか。
- 気づいたら嫌味、妬み、愚痴などを子どもに言っているのではないか。
- 育児が上手くいかないストレスで、途中で投げだしたり、癇癪を起こすのではないか。
- 子どもに高圧的で、子どもが萎縮してしまうのではないか。
実際に私が親からされて嫌だったこと、繰り返さないかということはとても不安でした。
ただ、上記のことは親の問題であって、子どもが悪いわけではありません。
私自身がマインドを整理し、上記のことを繰り返さないための策を練れば、改善できると考えました。
そのため、不安を抱えつつも、育児に対して真剣に向き合い、勉強を重ねることにしました。
その心配をしている時点で毒親ではない
また、「その心配をしている時点で、毒親ではない」という言葉に救われました。
妻やカウンセラーさんなど不安を打ち明けた人に言われた言葉です。
「もし、本当に毒親であるならば、自分がどんな影響を与えているかなど気にも留めないだろう」と
自分を振り返り、反省し、改善しようとする姿勢がある限り、毒親ではない。
むしろ育児が始まる前から不安に思い、そうならないためにどうマインドを整理するか気に留めている人が
毒親にはにならないと言っていただいたことで、
「自分がされて嫌だったことを絶対に子どもに繰り返したくない」という覚悟と自信を持つことが出来ました。
育児における成長の姿勢
私自身、育児に対して常に成長を求めることにしています。
初めての育児は分からないことだらけだからこそ、上手くいかないことがあって当然。
失敗する日も、上手くいく日もその過程を楽しむことのほうが不安になるより良いと感じています。
また、どうしたら子どもが健全に成長するのか、育児書や講座などで学びを続け、
参考になったことは試してみて、合うものは継続することを心がけています。
毒親育ちが育児で大切にしていること7選
毒親育ちが育児で大切にしていること7選
- 子どもの前では愚痴を言わない
- 「良いパパ」でいようとしない
- ママに笑顔でいてもらえる環境を作る
- とにかく言語化。気持ちは素直に伝える
- 様々な場所に行き、挑戦する
- 子どもの意思を尊重する
子どもの前で愚痴を言わない
育児の中で最も大切にしているのは、子どもの前で愚痴を言わないことです。
自分が子供時代に親や親戚から愚痴のはけ口のように、愚痴を聞かされてきた経験がありました。
そのため、常に不安で、大人への信頼感はなく、なにもかもが嘘で出来ているんだと歪んだ思考をしていました。
だからこそ、大人のネガティブな感情を子どもに見せないように気をつけています。
大人のストレスは大人自信で処理すること!夫婦で話合い、共感し、不満や不安を解消しています。
「良いパパ」でいようとしない
育児において「良いパパであろう」と思いすぎると、逆に自分を追い詰めてしまうことに気付きました。
毒親育ちの良くも悪くもの特徴として、完璧に育児を行おうとし、完璧なパパ像を構築していこうとします。
しかし、ありのままの自分で、いることが育児のストレスもなく、純粋に子どもと楽しい時間を過ごせます。
また、子どもが少しづつできることが増えるように、パパもママも少しづつできるようになれば良いと思うと
気が楽で子どもとの時間を楽しめるはずです。
完璧である必要はない。子どもと一緒に成長していけばいいのだ。と考えています。
ママに笑顔でいてもらえる環境を作る
育児において、ママの心の安定は子どもの成長にも大きく影響を与えます。
特に、ママが笑顔でいられる環境を作ることは、子どもの情緒にもポジティブな影響を与える大切な要素です。
パパとしてできることは、家事や育児を積極的に分担するだけでなく、
日常生活にユーモアを取り入れることも重要です。
冗談を言って場を和ませたり、ママの気持ちに寄り添い、不安を軽くすることで、
ママの幸福度が高まり、それが子どもにも伝わります。
ママが笑顔であれば、子どももその笑顔に包まれ、安心して過ごすことができるのです。
反対に、ママが疲れたり、ストレスを感じていると、子どもにもその影響が表れます。
子どもは大人の感情に非常に敏感で、ママが悲しければその感情を感じ取って不安になったりします。
だからこそ、パパの役割は非常に大きいと思います。
パパが積極的にママの負担を軽減し、笑顔で過ごせる環境を作ることで、
家庭全体がより良い雰囲気に包まれるでしょう。
パパが育児休暇を取得し、夫婦で育児を行うことによる
ママの負担軽減は、ママと子どもに良い影響があると思います!
とにかく言語化。気持ちは素直に伝える
子どもに対してもパートナーに対しても、自分の感情を素直に言葉にして伝えることを心がけています。
言葉にしないまま感情を溜め込むと、それがストレスとなり、
結果的に子どもにも悪影響を与えることがあるためです。
私の子供時代、「言わなくても分かれ」という察して文化で育ちました。
分からなければ「気が利かない」、「なぜわからないのか。馬鹿なのか」と怒鳴られました。
おかげ様で、職場や友人といても、常に気を使える能力を身につけることが出来た反面、
常に気を張り人付き合いがつかれてしまうこともありました。
ある程度周りに気を配れることは良いことですが、過剰にやる必要はなしい、
我々は言葉で伝え合うことができるのですから、言葉で伝え合うことを子どもに学んでほしいと思います。
だからこそ、妻と私はなんでも言語化して、伝え合うことを日常的に意識しています。
様々な場所に行き、挑戦する
子どもにはできるだけ多くの場所や新しい経験をさせてあげたいと思っています。
公園やイベント、地域の活動に積極的に参加し、子どもが様々な人々と触れ合う機会を作るようにしています。
私の両親は交友関係が少なく、旅行やイベントに参加することは数えれるほどしかありませんでした。
その影響もあってか、価値観がアップデートされず、時代にそぐわない発言も多々ありました。
私達夫婦が様々な価値観に触れることで、子どもや子供の時代の価値観を理解したいという思いや、
たくさんの経験から子ども自身が好き・嫌い、得意・不得意を見つけるきっかけになればと思っています。
また、親自信が新しいことに挑戦する姿勢をみせることで、
子どもも新しいことに挑戦できることが楽しいことで、失敗してもいいから色々やってみようと
前向きに取り組む姿勢を学んでもらったらいいなと思っています。
親が新しいことに挑戦して活き活きしていると、愚痴よりも将来のことやワクワクを話すようになることも
子どもへの良い影響かと思います。
子どもの意思を尊重する
最後に、子どもの意思を尊重することはとても重要だと感じています。
親が一方的に押し付けるのではなく、子どもの意見や感情をしっかりと受け止めることが、
健全な親子関係の鍵だと信じています。
子どもは言いたいことがあっても、上手く表現できないことがあります。
親が上手くアシストして、言いたいことを言語化できれば良いのですが、
「つまり、〇〇ってことでしょ。じゃ、〇〇しなさい」と親の勝手な解釈で会話を終わらせてしまうと
そうじゃないんだけど、分かってもらえないとすれ違いが生じます。
親は経験からある程度のことを推測してしまいますが、子ども自身はもっと違うところを気にしていたりします。
だからこそ、「まだ上手く表現できないな」ということを念頭において
子供の話を聞くことを意識しています。
まぁ、まだ0歳なので、言葉は喋りませんが、
おもちゃや気になったものへの接し方、行動をみて、子どものペースで接するようにしています。
まとめ:完璧な親像を求めなくていい!ありのままの自分で
毒親育ちが育児で大切にしていること7選
- 子どもの前では愚痴を言わない
- 「良いパパ」でいようとしない
- ママに笑顔でいてもらえる環境を作る
- とにかく言語化。気持ちは素直に伝える
- 様々な場所に行き、挑戦する
- 子どもの意思を尊重する
毒親育ちという背景を持つ私が親になり、育児に向き合う中で感じた不安や葛藤は多いです。
しかし、その不安を乗り越えながら子どもとの時間を大切にし、日々成長していくことこそが、
私にとっての育児の意義だと感じています。
完璧な親になる必要はないし、完璧な親などいません。
子どもと共に学び、共に成長していくプロセスを楽しむことが、
健全な親子関係を築いていけるのだと感じています。
毒親育ちでも親になれます。でも、子供時代に求めた完璧な親子像は存在しません。
完璧な親子像を求めても自分も子どもも辛くなってしまいます。
ありのままの自分を受け入れて、子どもと共に成長していくことを楽しんでください!
自己理解を深め、自分の価値観や感情を取り戻すことは可能です。
しかし、自分ひとりで乗り越えて行くことはとても厳しいこともあります。
私自身も妻と心理カウンセラーさんの協力があって、20年間で歪んでしまった思考の癖を直し、
ありのままの自分を受け入れるようになれました。
誰かに協力を求めることは苦手かもしれませんが、一歩踏み出して、第三者の力を借りることも方法の一つです。
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