妊娠をきっかけに、「パパの育児休暇取得が必要か?」と悩むことはないでしょうか?
この記事では、実際に育児休暇を取得した当サイトの管理人が、パパの育休取得を検討する際の5つのポイントを整理しました。
この記事は以下のような人におすすめ!
- 男性の育休取得は必要か?
- パパの育休取得のメリット、デメリットは?
- パパの育児休暇取得の判断基準は?
ライフプランを踏まえて、育休取得を夫婦で話し合おう!
男性の育休取得の有無より、まずはライフプランを踏まえて、育休取得を話し合おう!
ママが仕事復帰を前提とするのであれば、産後だけでなく、ママが復職するタイミングで取得することも視野にいれる必要がありますし、数年後に転職する場合、ママもしくはパパが専業主婦(夫)となる場合など今後のライフプランによっては取得期間やタイミング変わってきます。
例えば…
- 一時的に仕事をお休みするが、今の仕事が好きだから、1年以内に復職したい。
- 今の仕事はハードなため、仕事はしたいが別の会社に転職を考えたい。
- 専業主婦として育児に専念したい。
後でパパも育休を取っておけば、反対に取らなくて良かったと後悔しないためにも、育休取得後のライフプランも視野に入れて夫婦で話し合いましょう。
男性の育休を検討するときの5つのポイント
男性育休取得時の検討ポイントを以下の5つに整理しました。順番に解説していきます。
- 制度を理解する
- 育児環境をシュミレーションする
- 家計をシュミレーションする
- メリット・デメリットから検討する
- 育休の取得期間を検討する
制度を理解する
育休を検討する際に、育休の制度について夫婦で共有しましょう。
また、制度だけでなく、お互いの会社の就業規則を確認し、使える福利厚生や条件等を確認・共有することも重要です。
育児環境をシミュレーションする
誰がどれだけ育児に参加するのか役割を明確にするため、夫婦で話し合いましょう!
- 家事・育児分担をどうするか。
- 育児のために残業を減らす、有給消化、時短勤務が可能か。
- 夫婦がいつ休憩・睡眠時間を確保するか。
初めての育児の方は、シュミレーションしづらいと思うため、0歳児の1日のスケジュールを参考にしてみてください。
また、夫婦だけでなく、両親や地域のサポート制度なども合わせて検討しておくのも重要です。
産後〜2ヶ月頃のママは交通事故にあったほど、心身への影響は大きいと言われてます。
育児と家事を両立するのは難しいと割り切り、家族や第三者にお願いできることはお願いするのも一つです。
例えば…
- 里帰り出産で家事全般を両親に手助けしてもらう。
- 産後ケアハウスを利用する。
- ベビーシッターや家事代行に一時的に依頼する。
せせらぎ夫婦の場合、夫婦ともに育休を取得しました。
共働きのため、もともと家事の分担をしていたこともあって、最初の1ヶ月はママは授乳と療養に専念、パパはそれ意外の育児、家事全般を行うとして役割分担しました。
初めての育児は予想できないことの連続です。「自分がなんとなかしなくては」と思うよりは、もしものときは頼れるところを事前に探しておくことで、育児の心理的なハードルを下げてくれます。
家計をシミュレーションする
育児休暇取得時に生活の収支に影響がないか夫婦で話し合いましょう!
貯金が一切ない場合、育休取得はしないほうが良いかもしれません。
育児休業給付金の注意点
- 収入が減る。(育休開始から180日まで:給与の67%、育休開始から180日以降:給与の50%)
- 給付金の受取は休業開始から2〜3ヶ月後。
- ボーナス支給は会社による。
2ヶ月以上育休を取得する場合、給付金が支給されるまでに、2〜4ヶ月かかります。
また、育児関連用品の購入や病院の出費も重ねるため、育児休業取得前に生活費3ヶ月分+αは貯金しておきたいところです。
ボーナス支給については、会社で算定基準日が決められているため、会社の就業規則を要確認。
育休中のお金については、以下で解説しています。
メリット・デメリットから検討する
メリット
パパのメリット | ・育児に集中できる ・ママの心身のサポートができる ・夫婦関係が良くなる ・父親として成長できる ・時間の使い方がうまくなる |
子供のメリット | ・子どもの発達に良い影響 ・父と子の関係向上 |
会社のメリット | ・企業のイメージアップ ・生産性の向上 |
育児に集中でき、ママのサポートができるのが一番のメリットです!
産後のママは交通事故にあった状態で育児も家事もましてやパパの面倒を見ることは到底できません。
パパが家事・育児を率先して行うことで夫婦の絆が深まるのはもちろん、育児の膨大なタスクを処理しながら、自分の機嫌をとるのは成長できる良い機会でもあると思います。
また、パパの育児参加により形成された良好な夫婦関係が子供の社会性の発達を促すことが言われています。(※1, ※2)
会社にとっても、ワークライフバランスが取れている会社としてアピールできるだけでなく、日頃から属人化を避けることで、育児休暇を取得しやすくなるなど、メリットがあります。
デメリット
育児休暇取得のデメリット
- 収入が減る。(育休開始から180日まで:給与の67%、育休開始から180日以降:給与の50%)
- 引き継ぎや挨拶回りなど調整が一苦労
- キャリアへの影響が心配
一番のデメリットは、収入が減ることです。
そのため、収入以下で生活をし、貯金をしておくことで育児休暇の取得がしやすくなります。
引き継ぎや業務関係者の挨拶回りで育休取得前は業務量が増えることがあります。
日頃から手順書や顧客のリストなどをまとめて置くことで、引き継ぎの簡素化を図ることも可能です。
パートナーの妊娠がわかった時点で、少しづつ準備を始めることで、回避することも可能です。
キャリアへの影響を心配するかもしれませんが、数ヶ月仕事から離れても多くの人は復職後に挽回の余地があると思います。専門の資格やスキルを身に着け、他でもやっていけると自信をもっておくことも育休を取得しやすくなります。
また、今後育児休暇取得者が増えた場合、取得者ひとりひとりが目立たなくなるのでキャリアへの影響はさほど気にしなくて良いと思います。
育休の取得期間を検討する
育児休業の取得に前向きになったところで、取得する期間、タイミングを決める必要があります。
里帰り出産や引っ越しなどのイベントを考慮して、都合のいい時期を決めましょう。
せせらぎ夫婦の場合、出産直後から産後パパ育休1ヶ月と育児休業6ヶ月を取得しました。
個人的には、産後すぐに取得することをオススメします!
まとめ:夫婦の意見をまとめて、上司と育休について話し合おう
- 制度を理解する
- 育児環境をシュミレーションする
- 家計をシュミレーションする
- メリット・デメリットから検討する
- 育休の取得期間を検討する
男性育休は家族、会社、自分にとっても良い影響があります。
また、今を逃すとこんなチャンスはありませんので制度を活用して子どもとの時間を過ごしましょう!
取得期間やタイミングが決まったら上司へ育休の取得について話し合いましょう!
参考文献
※1:駒村康平. “父親の育児参加が出生率と子どもの育ちに及ぼす影響“. 厚生労働科学研究費補助金(政策科学総合研究事業)分担研究報告書. (2024年4月30日閲覧)
※2:永井暁子. “父親の子育てによる父子関係への影響“. (2024年4月30日閲覧)