誰かの期待に応える人生に感じた違和感
子供の頃から「我慢が当たり前」の価値観に育てられてきました。
- 大人は我慢するもの
- みんな我慢してるんだから
子供の頃から、そんな言葉を聞いてきました。
感情を抑え、空気を読み、自分を後回しにする。
そういう生き方が「正しい」と教えられたため
感情を押し殺し、親や周囲の大人の機嫌をとることで、自分の存在価値を感じていました。
しかし、大きくなるにつれ、自分の感情が分からないことに陥りました。
嬉しい、楽しい、悲しいといった感情を表現できなくなっていました。
- 楽しんではいけないのではないか
- こんなことで悲しんではいけない
そして「今の私は、誰のために生きているんだろう?」という疑問が湧き、
もっと自分が納得できる生き方、自分自身に胸を張れるような毎日を送りたいと強く思うようになりました。
私を変えた3つの気づき
「自分らしく生きたいな」と考えるようになり、3つのことに気づきました。
感情を大切にすることは、わがままじゃない
「感情を表に出すのはわがままだ」と思っていました。
嬉しいことも悲しいことも、なるべく抑えて、周りに合わせてきました。
でも、それがどれほど自分を苦しめていたのか、大人になり気づきました。
小さなことでも「楽しい!」「悲しい…」と感じたままに言葉にしてみる。
それだけで心がふっと軽くなり、笑顔が増えました。
感情を素直に表現することは、自分に正直でいるということ。その大切さを知った瞬間でした。
感情を無視するのではなく、「いま、私はこう感じてるんだ」と認めてあげること。
それは、自分自身を大切にすることと同じです。
どんな感情も否定せず、優しく受け止めてあげるようになりました。
「自分の気持ちに素直でいることは、悪いことじゃない」と思えるようになりました。
本音を言うことが、心の距離を縮める
「何を考えているのかわからない」と言われてきました。
本当は伝えたい気持ちがあるのに、波風を立てたくない、怒られたくないなど言葉にできなかったのです。
今振り返ると、親に素直な気持ちを話しても理解されなかったり怒鳴られたことで
大人に自分の考えや感情をいってもダメで、
大人が喜ぶ回答をしないといけないと歪んだ思考を持ってしまったのかもしれません。
本音を話さないことで、逆に誤解されたり、すれ違ったりすることが増えました。
初めは勇気が入りましたが、少しずつ本音を言ってみることにしました。
驚いたのは、本音を話すことで、相手も心を開いてくれたことです。
話し合いの中で、お互いの気持ちを理解し合い、納得のいく形で物事が進むようになりました。
遠回りせずに、もっと早く本音を伝えればよかったと思いました。
「頑張る」の定義を変えたら、毎日が変わった
「頑張る=無理をすること」だと思っていました。
根性論で自分を追い込み、燃え尽きる。
いつも途中でエネルギーが切れてしまい、最後までやり切ることができませんでした。
「頑張る=夢に向かって楽しむ」に捉え方を変えると日々が充実することに気づきました。
「頑張るって、もっと楽しくていいんだ」と気づきました。
好きなことに夢中になったり、ワクワクしながら挑戦したりすること。
それが、本当の意味での「頑張る」だと思えたのです。
毎日少しずつ、自分の好きなことや目標に向かって取り組む。
その積み重ねが自信になり、日々が充実していきました。
「今日もよくやったな」と思えることが、何よりのご褒美になりました。
自分の人生は自分で選べる
3つのことに気づいてから
今の私は、完璧じゃない。でも、素直な自分に「いいよ、それで」と言えるようになりました。
たとえ人と違っても、自分が納得できていれば、それが一番だと思えるようになったのです。
「こうしなきゃいけない」ではなく、「私はこうしたい」から選ぶこと。
選択の軸を自分に戻しただけで、人生がぐっと自由になりました。
子供の頃に「我慢が美徳」のように教えられましたが、
- 辛いなら、無理に我慢する必要なんてないんじゃないか?
- 対策を練ったり、時には「やめる」という選択肢だってあるはず。
- 人に頼れることだってある。
- それが、自分で「選べる」大人になったということじゃないのか。
我慢して、感情も失って、がむしゃらに頑張って(無理をして)生きることはエネルギーを枯渇して
ただただ辛い道であることに気づきました。
挑戦する大人は、カッコいい
「こうしなきゃいけない」人生ではなく、「こうしたい」人生を選びたいと思った際に、
子供に感情を押し殺させて、ストレスを子供を怒鳴って発散する大人にはなりたくないとまず思いました。
その上で、「夢を持ち挑戦し続ける大人」がかっこいいことに気づき、自分もそうなりたいと思うようになりました。
- 年齢に関係なく、夢を語る大人
- いくつになっても挑戦を楽しむ大人
- 失敗しても悔しい、もう一回と何度でも挑戦する大人
情熱を持って生きることが、人を魅力的にするのではないかと考えています。
自分を選び直すことは、いつからでもできます。
今日が、人生で一番若い日。だからこそ、今ここから変わっていけます。
私は、「活き活きとした大人を増やしたい。」
そのために、まずは自分自身がその姿を体現していきます。
そして、同じように変わりたいと思っているあなたの背中を、そっと押す存在になれたら嬉しいです。
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